先日、学生時代にアルバイトをしていた、
ケーキ屋さんが、閉店するということを耳にして、
久しぶりに訪れました。
かれこれ、20年ほど前でしょうか?
個人で経営されている、地元で美味しいと評判が良い
ケーキ屋さんで働いていました。
キラキラキレイなケーキを、眺めているだけで、
幸せな気持ちになったものです^^
小さい頃のわたしの夢は、ケーキ屋さん^^
(幼稚園のバースデーカードに書いあった)
進路を考えるときも、パティシエになりたいなと
思うこともありました。
と、パティシエにはならなかったのですが!
(当時、栄養科を本気で辞めて、製菓専門学校に
行こうと企てたこともあったのを思い出した)
そのケーキ屋さんのケーキは、
甘さ控えめで、パクパクとたくさん食べられてしまう、
とっても美味しいケーキです。
販売だけでなく、パティシエのお手伝いもたまに
していました。
大量生産ではないので、
手作業でやることもとっても多くて、
そばで見ていて、すごいなと思うとともに、
体力勝負の仕事だなとも、思いました。
休みも、当時1ヶ月で数えるほど。
(従業員の方は、休んでいたと思いますが、
お店のマスターは、働きっぱなしだったような)
そのバイトをしていたケーキ屋さんも、
今月で、閉店するということを聞き、
久しぶりに、ケーキを食べたいと思い、
思い立って、行ってきました。
当時一緒にバイトをしていた子を誘い^^
久しぶりにいった、ケーキ屋さんは、
佇まいも、変わらずでした。
ケーキは、当時と変わらないものもあれば、
見たことのないケーキもありました。
少しずつ、進化していました。
なんだか、とても懐かしい、切ない気持ち
になっていました。
ケーキを買い終えて、
店主のマスターを、呼んで頂きました。
久しぶりに会ったマスターは、
年取ったな〜と思いましたが、
冗談交じりの、話口調は健在で、
「佐野どうしているかな〜なんて時折はなしていたよ〜」
なんて、言っていて嬉しく思いました。
*
大量生産ではなく、
地元密着の、地元に愛される美味しいケーキをずっとずっと
作り続けてきた、マスターの姿を見て
「かっけー」(かっこいい)と思いました。
辞めてしまうということもあり、
涙がでてきました。
おっきなことをすること、
全国展開していくこと、
有名になって、テレビにでることなども、
すごいかもしれないけど、
マスターのように、
大量生産じゃないからこそ、
手の行き届いた、こだわりの部分をもち、
地元に愛される美味しいケーキを、
やれることろまで、作り続けてきた姿は、
本当にかっこいいと思いました。
人それぞれ、いろいろな道がある。
自分が納得する、
こだわりを、貫けるような人生を、
歩んでいきたい!と、
マスターの歩んできた道を見て、
そう思いました。