最近、反り腰姿勢の女性が増えています
最近、女性に「反り腰」姿勢が増えています。
この「反り腰」姿勢は、主股関節のトラブルや肩こりの原因にもなります。
腰痛の原因となりますが、「反り腰」とは、正常な腰部の前方への弯曲が重心や身体の軸の崩れによって過剰になった状態です。
「反り腰」の状態になると重心は後方に移動し、腰の筋肉は緊張する為、主な症状としては腰痛、坐骨神経痛、股関節痛などがあり、肩こりや背部痛などにも繋がります。また、反り腰になると相対的に腹筋が伸ばされてしまいます。すると、下腹部が前に押し出され「ぽっこりお腹」や股関節にかかる重心軸の崩れから、お尻が垂れる(ヒップラインが目立つ)、お尻が横に広がってくるなどの外見的な特徴も見られます。
さまざまな種類の反り腰
・腰を反った姿勢
反り返り型の「反り腰」は一見、姿勢が良さそうに見えます。ところが、体全体を反り返らせている為に腰椎で過剰な前弯を作り「反り腰」になっています。このタイプは腰の緊張が強いため、長時間座ったり立ったり、体を前に倒したときに腰痛が出やすくなります。
・お腹をつき出した姿勢の肥満型
肥満型このタイプは30代以降の男性に多く見られます。運動不足などにより腹筋や腸腰筋が弱くなり、お腹が前に押し出されて「反り腰」になっている状態です。このタイプは急性腰痛症(ぎっくり腰)や坐骨神経痛を引き起こしやすく、弱くなっている筋が多い為に運動後の腰痛なども多くなります。
・背中がまるい姿勢の猫背型
猫背型の「反り腰」は姿勢の崩れが一目瞭然です。猫背をかばうように「反り腰」になるため、腰痛だけに留まらず肩こりやストレートネックなどのトラブルも同時に抱えている事が多くなります。このタイプは特に姿勢の崩れが強く、股関節や膝の痛みやトラブルの原因にもなります。
また、図にはありませんが、妊婦型の「反り腰」は妊娠後期に起こ りやすいです。お腹の赤ちゃんを腰に乗せるような姿勢になるために起こります。このタイプは姿勢の変化が大きいため、腰痛だけに留まらず背中の痛みや首の痛みなども出やすくなります。
反り腰といってもタイプは様々です。気になる症状があれば女性専門整体サロンゆるり代々木にご相談下さい。
反り腰がトラブルを招く理由
人間の体には重力が掛かっています。重力は、立位や坐位においては腰部を上から下に押し潰す様に働きます。「反り腰」の状態は重力の軸が後方に移動している為、より腰が反る様に働きます。
ですので、「反り腰」姿勢になると上図の様に、
1.重力の軸が後方に移動し、腰の反りが強くなる。
2.腰椎の前方にある前縦靭帯は伸ばされ過緊張を起こす。
3.椎間板内の髄核をお腹側に押し出し力し、椎間板の後方は押し潰される。
4.椎間関節同士がぶつかり、椎間孔を狭ばめる。
といった状態が引き起こされてしまいます。
この1~4の状態に加えて、重心軸が後方に移動することで腰部の筋群は緊張し、反対に腹部の筋群は伸ばされてしまい姿勢の前後のバランスは著しく崩れ腰痛や坐骨神経痛の原因になります。また、反り腰に連動して股関節には前に押し出される力がかかり股関節の痛みやトラブルの原因ともなります。
反り腰チェック
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4つ以上当てはまる方で腰痛を感じる方はお早めに女性専門整体サロンゆるり代々木
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